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塩ふき昆布(えびすめ)の日(10月1日)とは?誕生の由来や歴史・豆知識まとめ

塩ふき昆布「えびすめ」の誕生を記念する10月1日の記念日と、小倉屋山本の歴史を紹介する記事

「塩ふき昆布(えびすめ)の日(10月1日)」はどんな日?

✅ 1949年に小倉屋山本が日本初の塩ふき昆布「えびすめ」を販売開始したことを記念する日。
✅ 「えびすめ」は、北海道産の真昆布を使用し、職人の手で塩をまぶして仕上げられる独自製法の昆布。
✅ 小倉屋山本の三代目店主・山本利助が開発し、彼の実妹で作家の山崎豊子も関わっている。


秋の空気が心地よい10月の始まり。

この日、10月1日はちょっと特別な日です。

「塩ふき昆布(えびすめ)の日」という記念日があるのをご存知でしょうか?

日々の食卓で見かける昆布の中でも、特に深い歴史を持ち、独自の味わいで多くの人々に愛され続けているのが「塩ふき昆布(えびすめ)」。

でも、この「えびすめ」には、ただの昆布以上の魅力が詰まっているんです。

その背景には、長い歴史を誇る大阪の老舗「小倉屋山本」の伝統と、三代目店主・山本利助の挑戦がありました。

目次

「えびすめの日」の由来

この記念日は、1949年(昭和24年)10月1日に誕生しました。

その年、小倉屋山本の三代目店主、山本利助が日本初の塩ふき昆布「えびすめ」を開発し、販売を始めたことがきっかけです。

実は、山本利助が試行錯誤の末に作り上げた「えびすめ」は、それまでの昆布の常識を打破するものでした。

当時、昆布は主に煮物やスープに使われることが多かったですが、山本利助は、昆布を塩で味付けしてそのまま食べられるようにしたのです。

彼の挑戦と工夫が生んだ「えびすめ」は、そのユニークな製法と味で、瞬く間に人気商品となり、今では日本を代表する塩ふき昆布として、長年にわたり愛され続けています。

そして、この10月1日という日を「えびすめの日」とし、毎年この記念日には、多くの人がその味わいを改めて楽しんでいます。

小倉屋山本の歴史と「えびすめ」

小倉屋山本は、1848年に大阪で創業した老舗の昆布屋です。

創業から170年以上を経て、今も多くの人々に愛される商品を提供し続けています。

特に「えびすめ」は、同社の代表的な商品であり、その品質の高さから、贈答品やお土産としても非常に人気があります。

「えびすめ」の特徴は、厳選された北海道・道南産の真昆布を使用し、手間暇をかけて丁寧に作られるところです。

その製法は、昆布の中央部分だけを選び抜き、甘味と旨味が引き出されるように調理されます。

乾燥した昆布に塩をまぶすことで、豊かな旨味が凝縮され、口に入れた瞬間にその深い味わいを感じることができます。

さらに、この昆布の特徴は、ただ塩がまぶされているだけではなく、その一枚一枚が職人の手によって心を込めて仕上げられている点です。

この細やかな手仕事が、他の昆布製品と一線を画す大きなポイントとなっています。

山崎豊子と「えびすめ」のつながり

実は、山本利助の実妹である山崎豊子は、あの有名な作家であり、直木賞を受賞した文学の世界でも大きな足跡を残した人物です。

山崎豊子が書いた小説『花のれん』では、大阪商人の活躍が描かれ、彼女の文学の中には、まさに「えびすめ」のような日本の伝統的な味わいや心が息づいています。

この小説が描く大阪の商人魂は、まさに小倉屋山本が持っていた精神そのものとも言えるでしょう。

だからこそ、山崎豊子と「えびすめ」のつながりを知ると、ただの昆布を超えた、もっと深い意味を感じることができるのです。

親しみやすく、贈り物としても最適な「えびすめ」

「えびすめ」の魅力は、その味わいだけではありません。

プレゼントやお土産としても非常に喜ばれる商品で、特に木箱に入った高級感のある「えびすめ」は、贈答品としての価値も十分に高いのです。

また、その独自の製法と豊かな味わいは、家庭でも手軽に楽しむことができ、食卓をより華やかにしてくれます。

多くの人が「えびすめ」を通して、大阪の食文化に触れることができるのも、この記念日ならではの素晴らしいポイントです。

塩ふき昆布(えびすめ)の日まとめ

「塩ふき昆布(えびすめ)の日」は、ただの昆布の日ではありません。

この日は、日本の伝統的な食文化と職人の技が生んだ、深い味わいを持つ「えびすめ」を改めて知るための日です。

日本の食卓で長年親しまれてきた「えびすめ」を、ぜひこの記念日に一度味わってみてください。

その背後にある歴史や情熱を感じながら食べることで、さらにその魅力を深く実感できることでしょう。

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