ようかんの日(10月8日)はどんな日?
✅ 練羊羹発祥の地・和歌山県の職人が制定した、羊羹を味わい楽しむ記念日。
✅ 「いと(10)おいしいよう(8)かん」という語呂合わせが由来。
✅ 紅葉屋本舗と、日本記念日協会が深く関わっている。
美味しさと歴史が詰まった「ようかんの日(10月8日)」を深掘り!
10月8日は「ようかんの日」として制定されています。
この記念日は、ただのスイーツ記念日ではありません。
「練羊羹発祥の地」とされる和歌山県の地元愛や、手作りの温もり、そして日本の伝統菓子としての誇りが詰まった、味わい深い記念日なのです。
制定したのは、和歌山県串本町で創業100年以上の歴史を持つ「紅葉屋本舗」。
創業者の思いや職人のこだわりが、この日を特別なものにしています。
今回はそんな「ようかんの日」の由来や豆知識、そして記念日に関わる人物や企業について詳しくご紹介していきます。
和菓子好きな方はもちろん、記念日マニアの方も必見の内容です。
ようかんの日(10月8日)の由来を徹底解説!語呂合わせと地元愛から生まれた記念日
ようかんの日(10月8日)は、2012年(平成24年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された公式な記念日です。
この記念日を制定したのは、和歌山県串本町に本店を構える「紅葉屋本舗」の三代目当主・坂井良雄氏。
紅葉屋本舗は、練羊羹の発祥地ともいわれる和歌山県にて、1900年(明治33年)創業の歴史ある和菓子店です。
日付に「10月8日」が選ばれた理由は主に3つあります。
1つ目は、秋といえば「食欲の秋」。
和菓子が美味しく感じられるこの時期に、羊羹の魅力を再認識してもらいたいという思いがあります。
2つ目は、「八福(はちふく)」という縁起の良い言葉にちなんで。
「八」は末広がりを意味し、幸福が増えることを願った言葉です。
3つ目は、「いと(10)おいしいよう(8)かん」という語呂合わせ。
思わずクスッと笑ってしまうような言葉遊びで、覚えやすく親しみやすい記念日にしたいという狙いが込められています。
このように、「ようかんの日」はただの日付の語呂合わせではなく、和菓子文化や地元の誇り、健康への配慮までも考えられた、意義ある日なのです。
ようかんの日(10月8日)の豆知識:健康にも優しい和菓子「羊羹」の魅力
「ようかんの日」を語る上で欠かせないのが、羊羹そのものの魅力です。
羊羹は、ただの甘いお菓子ではありません。
実は、疲労回復や健康にも効果的な食品として知られています。
羊羹の主な原材料は、「小豆」「寒天」「砂糖」という非常にシンプルなもの。
この中でも特に注目されているのが、小豆に含まれる「ビタミンB1」です。
ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変える役割を担っており、疲労回復にとても効果的。
スポーツ選手や長時間働く人々にとって、実は理想的なエネルギー源とも言えるのです。
さらに、紅葉屋本舗の羊羹は無添加。
素材そのものの味を生かし、「安心して美味しく食べられる」ことを大切にしています。
羊羹というと、日持ちがする保存食というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、実はその背景にも「必要最小限の素材で作る」という日本の伝統的な知恵が詰まっているのです。
ようかんの日をきっかけに、和菓子の健康効果や伝統的な作り方にも注目してみてはいかがでしょうか。
ようかんの日(10月8日)に深く関わる紅葉屋本舗の歴史と職人魂
ようかんの日を制定した中心人物は、和歌山県串本町の老舗「紅葉屋本舗」の三代目当主、坂井良雄氏です。
紅葉屋本舗は1900年(明治33年)に「もみぢや菓子舗」として創業し、100年以上にわたり地元で愛される羊羹を作り続けてきました。
この店の羊羹の魅力は「手作り」と「地元素材」。
例えば、羊羹の風味づけには、古座川の柚子、大島の桜、白浜の抹茶、紀南地区の天日塩など、紀伊半島の恵みがふんだんに使用されています。
外はシャリっと、中はしっとりとした食感。
これはまさに、職人が一つひとつ丁寧に手作りしているからこそ出せる味わいです。
また、紅葉屋本舗では「無添加」へのこだわりも徹底しています。
不要な添加物は一切使わず、素材の力だけで美味しさを引き出す製法は、現代の健康志向にも合致しており、幅広い年齢層から支持を集めています。
坂井良雄氏がようかんの日を制定した背景には、「もっと多くの人に羊羹の魅力を知ってもらいたい」「和歌山の誇りを全国に届けたい」という強い思いがありました。
このように、「ようかんの日」は地域の文化と人々の想いが交差する、温かいストーリーに彩られた記念日なのです。
ようかんの日(10月8日)に関するよくある質問
Q1. ようかんの日はいつから始まったの?
A. 2012年(平成24年)に、日本記念日協会によって認定・登録されました。
Q2. 羊羹に含まれる栄養素は?
A. 小豆に含まれるビタミンB1が豊富で、疲労回復に効果があるとされています。
Q3. ようかんの日におすすめの過ごし方は?
A. 地元の和菓子店で羊羹を買って味わったり、家族と一緒にお茶と共に楽しむのがおすすめです。
ようかんの日(10月8日)のまとめ
ようかんの日(10月8日)は、和歌山県の地元愛、職人の技、そして日本の伝統的な和菓子文化を見直すきっかけになる記念日です。
日付には、「いと(10)おいしいよう(8)かん」という遊び心が込められ、誰でも気軽に参加できる親しみやすさも魅力。
紅葉屋本舗が誇る無添加・手作りの羊羹は、ただ美味しいだけでなく、身体にもやさしい和スイーツです。
毎年10月8日には、温かいお茶とともに、ゆっくりと羊羹を味わってみてはいかがでしょうか。
