「セプテンバーバレンタイン(9月14日)」はどんな日?
✅ 9月14日、女性が男性に別れを告げる日として知られる。
✅ 紫色の物を身に付け、白いマニキュアで手紙を渡す儀式が特徴。
✅ TBSラジオの『パック・イン・ミュージック』とシンガーソングライター佐々木幸男が関わっている。
9月14日。この日を「セプテンバーバレンタイン」と呼び、ちょっと切ない別れを意味する記念日として知っている人は少なくありません。
普段、バレンタインデーというと、愛を告げる甘い日を思い浮かべることが多いですが、セプテンバーバレンタインはその正反対。
恋愛の終わりを象徴する日として、どこか胸が痛くなるような感情が湧き上がります。
でも、どうして9月14日が「別れの日」とされるのでしょうか?その理由と、なぜこの日が特別な意味を持つのかを、少し深掘りしてみましょう。
セプテンバーバレンタインの由来とその儀式
セプテンバーバレンタインが生まれたのは、1970年代のことです。
TBSラジオの深夜番組『パック・イン・ミュージック』が発祥で、ここで番組のパーソナリティたちが「9月14日を別れの日として祝おう」という提案をしたのがきっかけです。
ですが、ただの「別れの日」として終わるわけではありません。
この日には、非常にユニークで感傷的な儀式が伴います。
その儀式とは、紫色の物を身に付け、白いマニキュアを塗り、緑のインクで書いた別れの手紙を、直接手渡しで渡すというものです。
この儀式には、深い意味が込められています。紫色は、感情や思いを表す色とされ、別れの儀式にぴったりの色とされています。
白いマニキュアは、清潔さや新しい始まりを象徴し、手渡す手紙には、これから先に進むための気持ちが込められています。
手紙にはどんな内容が書かれるのでしょうか?言葉で表すのが難しいほど、切ない気持ちが伝わる内容になることが多いとされています。
例えば、「あなたと過ごした日々は素晴らしかったけれど、今はもう別々の道を歩む時が来た」という、感情的で心に響くような言葉が並びます。
これにより、別れの瞬間がより印象深く、また深い意味を持つものになります。
音楽とともに広がるセプテンバーバレンタイン
「セプテンバーバレンタイン」という言葉が広まったきっかけのひとつに、シンガーソングライター・佐々木幸男(ささき ゆきお)さんの1978年にリリースされた「セプテンバー・バレンタイン」があります。
この曲は、まさに別れをテーマにしており、その歌詞は、胸が締め付けられるような切なさを感じさせます。
歌詞の中には、「セプテンバー・バレンタイン きらいさ こんな さよならは Unhappyバレンタイン もううしろは ふり返らないよ」と歌われています。
このフレーズは、まるで別れを決意したかのような、痛みを伴う強いメッセージが込められています。
こうした歌詞は、リスナーの心に深く残り、セプテンバーバレンタインの存在をより強固に印象づけることとなりました。
セプテンバーバレンタインの文化的な影響
セプテンバーバレンタインは、単なる「別れの日」ではありません。
この日が意味するのは、恋愛の終わりだけでなく、人生の新しい一歩を踏み出すための契機でもあるのです。
別れは悲しいものかもしれませんが、そこから新たなスタートを切るために必要な過程だとも言えるでしょう。
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