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水路記念日(9月12日)とは?由来や重要性、関連団体について詳しく解説

水路記念日の由来や重要性を解説した記事のサムネイル。海上安全を支える水路業務について紹介。
目次

「水路記念日(9月12日)」はどんな日?

✅ 水路局設置を記念し、日本の航海安全を支える水路業務を広く知ってもらうために制定された日。
✅ 1971年に新暦9月12日に変更された、旧暦7月28日の「水路局設立日」を記念。
✅ 海上保安庁水路部(現・海洋情報部)と関連機関が深く関わっている。


9月12日、私たちが海を安心して航行できるために欠かせない「水路記念日」があります。

この日を迎えるたびに、海上交通の安全性を支えている人々の努力を改めて感じるとともに、水路業務が私たちの生活に与えている影響を考えさせられます。

水路記念日は、海上交通の安全を守るために設置された水路局にちなんだ記念日であり、私たちの海の安全を守るために不可欠な存在である「水路業務」の重要性を広く知ってもらうことを目的に制定されたものです。

その由来を知ることで、私たちの身近に潜む海の危険や、それを守るために尽力している人々の仕事を理解することができます。

水路記念日の由来と歴史

水路記念日は、1947年に運輸省水路部(後の海上保安庁水路部、現在は海洋情報部)が制定しましたが、その起源はもっと遡ります。

さかのぼること、明治4年(1871年)の7月28日、当時の日本政府は海軍部内に水路局を設立しました。

この水路局は、現在の海上保安庁水路部の前身にあたります。

水路局が設立された背景には、急速に近代化を進める日本が、海外との交流を深めるために航海技術の向上を目指していたことがありました。

日本は四方を海に囲まれた島国であり、海上交通が非常に重要だったため、海を安全に航行するための基盤を作る必要があったのです。

水路局は、まずは船舶の航行のための情報を提供することを主な任務としていたのです。

その後、戦争の影響を受けながらも、日本は水路業務の重要性を再確認し、昭和22年に現在の9月12日を「水路記念日」として定めました。

これにより、日本における水路業務の歴史を祝うとともに、その重要性を広く伝えることが目的とされたのです。

新たな日付への変更:旧暦から新暦へ

水路記念日が制定された当初は、旧暦の7月28日が記念日として適用されていました。

しかし、1971年には新暦に換算され、9月12日に変更されました。この変更には、旧暦のままでは年々日付が異なり、記念日として定着しづらいという理由がありました。

その結果、現在では9月12日が「水路記念日」として広く認識されています。

水路業務の役割と現代社会への影響

水路業務とは、単に海を航行するための道を示すだけではありません。

船舶が安全に航行できるよう、航路や海底の深さ、障害物、潮流の情報などを調査し、それを基に地図や航行情報を提供する重要な役割を果たしています。

これによって、船舶は事故を避け、安全に目的地に到達することができるのです。

現代社会では、特に貿易や物流において、海上輸送は欠かせないものとなっています。

世界中で何千隻もの貨物船が日々、港と港を結びつけており、その安全を支えるのが水路業務なのです。

例えば、貨物の輸送で欠かせない「航路の確立」や「海底の測量」は、貿易のスムーズな進行を支えており、ひいては私たちの手に届く商品やサービスの供給にも影響を与えているのです。

さらに、最近では海洋環境保護のための情報提供も重要な役割を担っています。

例えば、海底の環境調査や海流データを提供することで、海洋資源の保護や生態系の維持にも貢献しています。

展示会やイベントで知る水路業務の重要性

水路記念日を迎えると、海上保安庁や関連機関はさまざまな展示会やイベントを開催します。

これらの活動は、一般の人々に対して水路業務の重要性を直接伝える貴重な機会となっています。

例えば、海上保安庁では、海の安全を守るためにどのような技術や方法が使われているのかを紹介する展示が行われたり、水路図や測量機器の実演が行われたりすることがあります。

これらの展示会は、普段はなかなか目にすることができない水路業務の裏側を知る良いチャンスです。

実際に使われる測量機器や、海上交通を支えるためのデータ解析の手法などを見学することで、私たちの生活に欠かせない仕事がどのように行われているのかを学ぶことができます。

まとめ:水路記念日を通じて考える海の安全

水路記念日を通じて、水路業務の歴史やその重要性について改めて学ぶことができました。

日本が島国であり、海上交通が生活に密接に関わっていることを再認識する機会でもあります。

私たちの周りには、多くの人々が安全な航行を支えるために努力しており、その存在に感謝し、海上安全の意識を高めることが大切です。

今後も、水路記念日をきっかけに、海洋情報の重要性や環境保護の取り組みがより一層広がり、安全で持続可能な海の利用が進んでいくことを期待しています。

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