2025年7月。私は、約4年間愛用していたキリンの会員制ビールサーバーサービス「ホームタップ」を解約しました。
自宅で本格的な生ビールが楽しめる贅沢な日々。
月に2回、届く工場直送のビールと専用サーバーで、何度も週末が特別な時間になっていました。
でもライフスタイルの変化と共に、「今の自分には少し贅沢すぎるかも」と思うようになり、思い切って卒業。
サーバーがなくなったキッチンには、幅430mm × 奥行430mmほどのスペースがぽっかり空きました。
最初はちょっと寂しさもあったけれど、その“余白”をどう使おうか考える時間が、気づけばとても楽しくなっていたんです。
ここでは、そんな私の体験から生まれたホームタップ解約後のスペース活用アイデアをご紹介します。
空間は暮らしの一部。
ちょっとした場所を工夫するだけで、日々の快適さがグッと上がること、ぜひ知っていただきたいです。
実際の空間:サイズと使われ方のリアル
ホームタップのサーバーを置くには、キリン公式サイトによると「幅430×奥行430×高さ550mm」のスペースが必要とされています。
冷蔵機能付きで安定感のある設計なので、置き場所も限られがち。
収納状態では「幅300×奥行300×高さ400mm」程度までコンパクトになりますが、それでも“それなりの存在感”がありました。
私のキッチンでは、冷蔵庫横の一角を定位置にしていて、見た目も性能も“堂々とした家電”という印象でした。
でも、解約して撤去したあとは、そこにぽっかりと四角い空間が出現。
わずか430mm四方なのに、視界が広くなったような不思議な開放感がありました。
何かを失ったようで、実は“自由な余白”を得た瞬間だったのかもしれません。

私がおすすめする有効活用アイデア5つ
朝の目覚めが変わる。全自動コーヒーメーカーで香りのある暮らしへ
ホームタップのサーバーがなくなったキッチンの一角。
その空間に、「次の楽しみ」として全自動コーヒーメーカーがおすすめです。
特におすすめは、ミル内蔵タイプのモデル。
朝起きて、ボタンひとつ。
キッチンに広がる挽きたて豆の香りと、湯気立つ一杯のコーヒーに、自然と目が覚める心地よさ。
本体は幅25cmほどで、まさにホームタップと入れ替えるようにピッタリ収まりました。
以前は「ビールの余韻」があった場所が、「香りの余韻」が漂う空間に。
夜の楽しみから、朝のリズムを整える時間へ。
そんなさりげない変化が、暮らしの質をぐっと上げてくれます。
✅ 私が使って満足だったおすすめモデル:
パナソニック 全自動コーヒーメーカー NC-A57(豆・粉両対応/カルキ除去フィルター付き)

デロンギ マグニフィカS(本格エスプレッソも楽しめるコンパクトモデル)

呼吸が変わると、暮らしが変わる。空気清浄機&加湿器のすすめ
ホームタップのあったスペースには、空気清浄機や加湿器を置くのもおすすめです。
特に花粉や乾燥が気になる季節、室内の空気環境を整えることは、毎日の快適さに直結します。
幅430mm以内に収まる高さ約30cm、奥行き25cm前後のコンパクトモデルなら、キッチンやリビングにもすっきり設置可能。
静音性が高いモデルなら、生活の邪魔をせず、稼働していることを忘れるほど自然に溶け込んでくれます。
湿度調整もできる加湿機能付きのタイプなら、冬の乾燥や喉のイガイガ対策にもぴったり。
料理後や来客後など、空気を“リセット”したいタイミングにも活躍してくれます。
解約後にぽっかり空いたそのスペースに、「呼吸を整える家電」を取り入れることで、心地よさの質がぐっと上がるはずです。
✅ 花粉症や乾燥対策におすすめのモデル:
シャープ プラズマクラスター KC-P50(加湿空気清浄機/適用畳数:~23畳)

ダイソン Pure Hot+Cool(空気清浄+温冷風ファン/1台3役で通年活躍)
ワインセラーで“自宅がレストラン”に変わるひととき
ホームタップを手放したあとも、「お酒の時間」を楽しむスタイルは続けたい。
そんな方には、小型ワインセラーの導入をおすすめします。
赤ワインや白ワインを適温で保存できるワインセラーがあれば、自宅にいながら本格的な味わいが楽しめます。
とくに幅28cm前後のスリムモデルなら、ホームタップがあったスペースにもしっくり収まり、キッチンやリビングに自然に馴染むサイズ感。
LEDライトがほんのり灯る設計なら、見た目もおしゃれで雰囲気もアップ。
音楽を流しながらワインを注ぐだけで、そこはもう“自分だけの小さなレストラン”。
週末の夜にちょっとした贅沢を感じられる、そんなひとときを演出してくれるアイテムです。
「お酒の時間を丁寧に過ごしたい」と思う方にぴったりです。
✅ ワイン好きにおすすめしたいスリムワインセラー:
フォルスター ST-AF140(コンパクト&高精度温度管理)

ルフィエール C15(15本収納・静音タイプ)

見せない整理整頓で、キッチンが一気に“整う空間”に
ホームタップを撤去したあとのスペースには、スリムな収納ラックを置くのがおすすめです。
幅20〜30cmほどの隙間収納タイプなら、キッチンやリビングにすっきり収まり、調味料やカトラリー、ふきん類などをまとめて収納可能。
ごちゃつきやすい小物類が“隠れている”だけで、驚くほど空間が整い、生活感を抑えられます。
さらに、キャスター付きのモデルなら、掃除や模様替えの際もサッと動かせて便利。
無機質な棚ではなく、デザイン性のあるラックを選べば、インテリアとしても映えるので「見せない収納」として空間をワンランク上に仕上げられます。
生活感をうまく隠しながら、収納力を確保できる──そんな賢い選択肢として、ぜひ検討してみてください。
✅ おすすめのスリム収納ラック:
山崎実業「tower」シリーズ 隙間収納ラック(スリムで美しいデザイン)

アイリスオーヤマ スリムワゴン(多段式で収納力◎)

香りと音で、“自分を整える”静かな時間を
ホームタップを置いていたスペースには、アロマディフューザーやBluetoothスピーカーを組み合わせるのもおすすめです。
ちょっとした空間でも、香りと音が加わるだけで雰囲気がふっと変わり、心地よいリラックス空間になります。
夜の読書やお風呂上がり、照明を落としてアロマの香りを漂わせ、好きな音楽を小さく流す。
それだけで、日常の一角が“癒しの儀式”のような時間に変わります。
特に、無印良品の超音波アロマディフューザーは、静音で香りがやさしく広がる設計。
また、JBLのFLIP6は、防水・高音質・コンパクトの三拍子がそろっており、置く場所を選ばないのも魅力です。
「何も置かない」という選択肢もありますが、せっかくの余白を「自分を整える場所」に変えるのも素敵な使い方だと思います。
✅ 香りと音を味方につけたい人におすすめ:
無印良品 超音波アロマディフューザー(シンプルで上品な香りの広がり)

JBL FLIP6(防水・ポータブル・高音質の3拍子揃い)

なぜ、これらのアイテムをおすすめするのか?
理由のひとつは、ホームタップが置かれていたスペースにぴったり収まるサイズ感です。
幅430mm以内という限られた空間でも、ただ“空いている”だけではなく、きちんと役割を持たせられるアイテムを選びました。
そして次に大事にしたのが、実用性と心地よさのバランス。
毎日自然に使えて、なおかつ「ちょっと嬉しい」と思える体験が生まれるものなら、生活に取り入れたくなりますよね。
朝が心地よく始まり、夜がやさしく終われる──そんな小さな循環を作れるアイテムを意識しました。
最後の決め手は、生活に自然と馴染むデザイン性。
単に映えるだけでなく、必要な機能をしっかり果たしながら、毎日の中に無理なく溶け込むもの。
今回ご紹介したアイテムたちは、どれもサイズ・機能・デザインの3つを兼ね備えた、暮らしを豊かにしてくれる“相棒”です。
この後の暮らしがどう変わるか?
朝の時間がスペシャルになる
挽きたてのコーヒーの香りが、朝のリズムを整えてくれる。
「早起きがちょっと楽しみになる」そんな朝が訪れるかもしれません。
空気がきれいと感じる日々が待っている
春の花粉や乾燥も軽減され、部屋全体がクリアに感じられるようになるはず。
呼吸が深くなるだけで、気分までリフレッシュされていきます。
晩酌の質と時間が、豊かになる
お気に入りのワインを適温で楽しむ。
ゆったりとした時間の中で、大人の余白を感じられるようになるでしょう。
整理整頓がグッとラクになる
見せない収納が増えると、キッチンやリビングが自然と片付きやすくなります。
掃除もしやすく、心地よい空間が整っていきます。
暮らしに“安らぎゾーン”が生まれる
香りと音が、あなたのオン・オフの切り替えをそっとサポート。
1日の終わりに、気持ちが落ち着く場所ができるはずです。
暮らしに合わせて、少しずつ取り入れていくだけで、
毎日が“ちょっと豊かに”変わっていく。
そんな未来を想像してみてください。
まとめ:空いたスペースを、次の“豊かさ”に変えるチャンスに
ホームタップの解約は、ひとつの“終わり”ではありました。
でもそのあとに訪れたのは、空間の“余白”と、それをどう使うかを考える“自由”でした。
幅430×奥行430×高さ550mmという、ほんの小さな空間。
でもそのスペースが、コーヒーの香りを運び、空気を整え、心を癒す場へと変わっていったんです。
今回ご紹介したアイデアたちは、どれも大げさではなく、「ほんの少しの工夫」で日常がちょっと豊かになる提案ばかり。
モノを手放したあとに生まれる“スペース”は、あなた自身の“暮らしの再編集”のきっかけになるはずです。
今ある空間をどう活かすか。
それを考えることこそが、何より自分を大切にする時間になるのかもしれません。
あなたも、暮らしの中に小さな“ワクワク”を迎えてみませんか?