「ホームタップ、解約しようかな…」
ふと、そんな考えが頭をよぎったのは、2025年6月のことでした。
2021年からちょうど丸4年間。
キリンの宅配生ビールサービス「ホームタップ」を、ほぼ欠かさず利用してきた私。
届くたびに心が躍る。
冷蔵庫から取り出して、サーバーに設置して、トクトク…と注がれる泡立ちに見惚れながら、何度乾杯したことか。
最初の1年は「とっておきのご褒美」として。
2年目からは「生活の一部」として。
しかし、最近は飲む頻度も減り、仕事で家を空ける日も増え、次第に「今はもう、なくてもいいかも」と思うように。
でも、解約って面倒そう…。
「違約金とか、あるの?」
「サーバー、どうすればいいの?」
そんな疑問を抱えたまま、数ヶ月放置していました。
ここでは、そんな私が実際に2025年7月に解約したリアルな体験をもとに、誰にでもわかりやすく「ホームタップの解約方法と注意点」をまとめた完全ガイドです。
【体験談】ホームタップの解約手続き、実際にやってみた
ステップ①:まずはマイページにログイン
私が実際に使った手順ですが、まずはキリン「ホームタップ」の公式サイトにアクセスし、右上の「マイページ」からログインします。
ログイン後は、「ご利用情報」→「ご契約内容」→「解約のお手続きへ」と進んでいきます。
正直なところ、もっと複雑で時間がかかると思っていたのですが、画面の案内は非常にシンプルで、スマホからでも迷うことなくスムーズに進められました。
私の場合は夜21時頃に手続きを始めたのですが、3分ほどでここまで到達。
「本当にこれで大丈夫?」と思うくらい、拍子抜けするほど簡単でした。
解約を考えている方は、まず気軽にログインしてみるところから始めてみてください。
面倒な印象が一気に払拭されるはずです。
ステップ②:契約情報と解約タイミングを確認
ログイン後、「解約のお手続きへ」を進むと、現在の契約情報が一覧で表示されます。
私の場合は、契約期間が「2021年7月〜2025年7月」と明記されており、そこに「最終配送日」や「解約日=サーバー返却期限」など、重要な日付も自動で表示されました。
特に注意すべきは、解約申請の締切が“毎月15日23:59”までという点です。
それを過ぎると、翌月の解約扱いになり、もう1回分のビール配送が発生してしまいます。
私はまさにギリギリで、7月14日の夜に滑り込み申請。
ちょうど仕事から戻ってきたタイミングだったので、完全に忘れていたら1ヶ月分損していたところでした…。
このステップでは、画面に表示される契約日とスケジュールを必ずスクショして保存しておくことをおすすめします。
ステップ③:解約理由を選んで、いよいよ送信
契約内容の確認が終わると、次は解約理由の選択です。
選択肢には「ライフスタイルの変化」「価格が高い」「利用頻度が減った」など、共感しやすい項目が並んでいました。
私は実際、「最近ビールを飲む機会が減った」という実感が強かったので、それに近い理由を選択。
入力自体は選択式で、フリーワード記入などはなく、拍子抜けするほどスムーズでした。
送信ボタンを押すと、ほんの数秒後に「解約申請受付のお知らせ」というメールが届きます。
この時点でようやく、「本当に終わったんだな」と実感が湧きました。
特に確認メールには、返却期限や注意点がしっかり書かれているので要保存です。
ここまでで、手続き開始からわずか10分ほど。
「解約って大変そう…」というイメージは、完全に払拭されました。
【補足】12ヶ月未満の解約には手数料がかかるって本当?
ここは本当に大事なポイントなので、念のためお伝えしておきます。
ホームタップには最低利用期間のルールがあり、12ヶ月未満で解約すると16,500円(税込)の手数料が発生します。
私は2021年7月から使っていたので、ちょうど丸4年。
この手数料は対象外でしたが、解約手続き中の画面にも、しっかりと「契約解除料」の注意書きが表示されていました。
例えば、まだ10ヶ月しか使っていない人が今すぐ解約した場合、あと2ヶ月だけ使えば無料で解約できるところを、16,500円払うことになります。
この金額、月2回のビール配送が約2〜3ヶ月分に相当するので、かなり大きな出費ですよね。
契約開始日はマイページで簡単に確認できます。
あと少しの期間なら、待ってから解約するのも、賢い選択だと思いますよ。ます。
【現実】サーバー返却は簡単だけど、準備にはひと手間かかる
解約申請から数日後、自宅に大きな段ボールが届きました。
中を開けると、
- 専用の返却ボックス
- 緩衝材(プチプチ)
- 丁寧な梱包手順の案内
が同梱されており、「さすがキリン」と思わせる対応でした。
ただし、返却が遅れると違約金が発生する可能性ありという注意書きには、正直ちょっと緊張。
私は解約手続きから5日後には返送完了しましたが、余裕を持って対応するのが安心です。
送料は元払いで、私の場合(東京→神奈川)はヤマト宅急便120サイズで約1,850円。
加えて重要なのが、「サーバーの電源は返却の24時間前にオフにすること」。
これは梱包案内にも小さく書かれていたのですが、見落とすと内部が熱いまま発送することになり、破損扱いになる恐れも。
返却準備は、焦らず丁寧に。少し手間はありますが、これも大切な締めくくりです。
解約してよかった?正直な気持ちを話します
解約完了メールが届いたとき、ふと胸にぽっかり穴があいたような感覚がありました。
キッチンの定位置にあったサーバーが消え、そこに空白が生まれた瞬間、「ああ、本当に終わったんだ」と実感。
4年間ずっと一緒に過ごしてきた存在だったからこそ、少しの寂しさと名残惜しさはありました。
でも、その一方で、確かに感じた安心感もあります。
毎月約7,000円のコストが浮いたこと。
「飲まなきゃもったいない」と無意識に感じていたプレッシャーからの解放。
そして、週末に飲みすぎて後悔することが減ったこと。
今は素直に、「今の私にはちょうどいい選択だった」と思えます。
それでも、またいつか家でゆっくり生ビールを楽しみたくなったら、そのときは再契約すればいい。
ホームタップは、そんなふうに“戻ってこられる場所”として、これからも記憶に残り続けると思います。
ホームタップ解約に関するよくある質問
- 解約申請が16日を過ぎたらどうなりますか?
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解約申請の締切は「毎月15日23:59まで」と決められており、それを過ぎると自動的に翌月の解約扱いになります。
つまり、16日以降に申請した場合は、もう1回分のビールが通常どおり配送され、月額料金も発生します。
「ギリギリで大丈夫だろう」と思って後回しにすると、意図せず1ヶ月分のコストが追加でかかることになるため、注意が必要です。
私も実際に「14日の夜」に滑り込みで申請した経験があるので、この日付はしっかりカレンダーやスマホのリマインダーで管理しておくことを強くおすすめします。
- サーバーの返却が遅れたら、どうなりますか?
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ホームタップの返却マニュアルには明確に「指定期日までに返却がない場合、違約金が発生する可能性があります」と記載されています。
実際、私が受け取った案内にも「●月●日必着」とはっきり明記されており、返却が遅れるとキリン側に損害が発生する可能性もあるため、違約金という形での請求が発生してもおかしくありません。
また、返却遅延だけでなく、「破損」や「紛失」に対しても追加費用が発生する場合があります。
私は念のため、集荷予定日の前日に梱包を済ませ、早めに返送しました。
トラブルを避けるためにも、案内に記載された返送期日は必ず守りましょう。
不安な方は、配送控えをしっかり保管し、追跡番号で到着確認するのが安心です。 - 解約後に再契約はできますか?
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はい、ホームタップは再契約が可能です。
実際、公式サイトでも再度申し込むことができ、特別な審査もありません。
ただし、再契約時にはサーバーの再貸出にかかる初期費用(例:16,500円)や、再登録事務手数料が発生する場合があります。
この点は、以前と同じ内容で契約できるとは限らないため、注意が必要です。
また、定期的に「新規&再契約キャンペーン」を実施していることがあり、その期間中なら初期費用が無料になったり、限定ビールがプレゼントされたりと、かなりお得にスタートできるチャンスも。
私自身も、もし再契約するならキャンペーンを狙うつもりです。
解約は“さようなら”ではなく、ライフスタイルに応じた“いったんお休み”として考えるのがちょうどいいかもしれません。
【これだけは押さえて!】損しないホームタップ解約の3つの鉄則
解約は簡単にできるけれど、ちょっとしたタイミングのズレや手順ミスで、思わぬ出費が発生することも。
私自身の体験を通じて、「これだけは絶対に押さえておいてよかった」と思えたポイントを、3つにまとめました。
✅ 1. 解約申請は「毎月15日まで」に完了を!
16日を過ぎると翌月扱いになり、ビールがもう1回届いてしまいます。手続きは数分で終わるので、スケジュール管理をお忘れなく。
✅ 2. 12ヶ月未満での解約は「手数料16,500円(税込)」に要注意!
たった数日の差で発生するこの金額、知らずに損する人も多いです。契約開始日はマイページで確認を!
✅ 3. サーバー返却は「電源オフ→梱包→元払い」で、期日厳守!
24時間前に電源を切る必要あり。遅れると違約金の可能性もあるので、余裕を持った返送をおすすめします。
この3つを守れば、無駄な出費を避けてスムーズに解約できます。私のように、最後まで気持ちよく終わらせましょう。
ライフスタイルの変化は、“卒業”ではなく“節目”かもしれない
ホームタップの解約は、単なる終わりではなく、自分の暮らしと丁寧に向き合った結果の選択だと思います。
私自身も、「もっと飲みたいけど、今は必要じゃないな」と気づいたことで、気持ちよく手放すことができました。
あなたにとっても、もし今がそのタイミングなら、それは決して後ろ向きな決断ではありません。
生活が変われば、飲む時間や過ごし方も自然と変わっていくもの。
そして、またふと「生ビールが恋しい」と思える日がきたとき。
そのときはきっと、ホームタップが以前と同じように、あなたの時間に寄り添ってくれる存在になるはずです。
無理に続けるよりも、自分の今に合った選択をすることが、いちばん豊かな暮らしの形なのかもしれませんね。
