「こうじの日(8月8日)」はどんな日?
✅ 「こうじの日」は、発酵食品の原料である「こうじ」の魅力を広めるために制定された日。
✅ 「こうじ」の中の「米」の字を分解すると「八十八」になり、8月8日が選ばれた。
✅ ハナマルキ株式会社が制定し、発酵食品に対する理解を深める活動を行っている。
みなさん、8月8日は何の日かご存知ですか?
実はこの日は「こうじの日」として、発酵食品の大切さを再認識するために設けられた記念日です。
「こうじ」といえば、味噌や醤油、さらにはお酒や納豆にも使われる、発酵食品に欠かせない存在。
でも、どうして8月8日なの? どうして「こうじの日」が誕生したの?
そんな疑問を解決しつつ、発酵食品の魅力を一緒に学んでいきましょう!
「こうじの日」の由来
「こうじの日」が制定されたのは2016年、長野県伊那市に本社を構えるハナマルキ株式会社がその設立を呼びかけたからです。
ハナマルキといえば、誰もが一度は目にしたことがある「おみそならハナマルキ」のCMでお馴染みの企業。
みそや醤油のような発酵食品を取り扱っている企業が、自社の製品を広めるために発案したわけではありません。
むしろ、その背景には、日本の食文化の大切な一部である発酵食品—特に「こうじ」の素晴らしさをもっと多くの人々に伝えたいという想いが込められているのです。
そして、なぜ日付が8月8日になったのかと言うと、「こうじ」という漢字の中にある「米」という字が重要なポイントになります。
「米」という字を分解すると、「八十八」となることから、8月8日が選ばれました。
数字の「8」は、縁起の良い数字として広く知られていますよね。それを2つ並べて「八十八」となるのは、まさに「こうじ」にぴったりの選択です。
こうじって何?
「こうじ(麹)」って、実際にはどんなものなのか、しっかりと理解している人は少ないかもしれません。
簡単に言うと、こうじは発酵食品を作るための「かけがえのない原料」です。
例えば、みそ、醤油、日本酒、さらには焼酎や納豆など、私たちが普段食べている多くの発酵食品は、こうじを使って作られています。
こうじは、実は「お米」や「麦」などの穀物に、カビ(コウジカビ)を繁殖させたもの。
そのカビの力によって、穀物中のデンプンが分解され、発酵が進むわけです。
この発酵の過程で生まれるさまざまな化学物質—特にアミノ酸やペプチド—が、私たちが感じる「旨味」の源になっています。
発酵食品の魅力とは?
では、発酵食品はどうしてここまで重要なのでしょうか?
まず第一に、発酵食品は非常に栄養価が高いです。
発酵過程で、食物中の栄養素が分解されて、体が吸収しやすい形に変わります。
たとえば、発酵によってビタミンB群やアミノ酸が豊富に含まれるようになり、腸内環境を整えるためにも非常に効果的です。
最近では腸内フローラ(腸内細菌群)が注目されており、腸内環境を良好に保つことが、免疫力や健康の維持に大きく寄与すると言われています。
また、発酵食品は私たちの消化を助け、健康的な食生活をサポートしてくれます。
さらに、発酵の過程で生まれる香りや風味も、料理の深みを増してくれますよね。
特に、味噌や醤油のような調味料は、料理に使うことでその風味を引き立て、食材本来の美味しさを引き出します。
こうじの日をどう楽しむ?
「こうじの日」にどうやって参加すれば良いのでしょうか?
特に難しいことはありません。
例えば、今日の食事に発酵食品を取り入れることが、最も簡単で実践的な方法です。
- 朝食に味噌汁を作ってみる。
- 昼食には、発酵食品を使ったサラダや和食を楽しむ。
- 夕食には、醤油ベースの料理や、発酵を感じられる料理を加えてみる。
さらに、この日はこうじに関連するイベントやキャンペーンが全国各地で開催されることもあります。
例えば、発酵食品の試食会や、味噌作り体験、こうじを使ったレシピコンテストなどが行われることも。
こうしたイベントを通じて、実際に発酵食品の魅力を体験し、その楽しさをより深く知ることができます。
まとめ
「こうじの日」は、日本の伝統的な食文化を振り返り、発酵食品の素晴らしさを再確認するための貴重な機会です。
こうじを使った発酵食品は、私たちの健康を支え、日々の食事を豊かにしてくれます。
この記念日をきっかけに、発酵食品をもっと生活に取り入れ、毎日の食事を楽しんでみてください。
きっと、あなたの食生活がもっと豊かになり、健康にも良い影響を与えてくれることでしょう。
