星明りよりキラキラ光るミラーボールの下で、ビートに身をゆだね、仲間と一緒に躍った青春。
そんなディスコが再び熱を帯び、「ディスコの日」が7月22日に制定されました。
1978年7月22日、日本で『サタデー・ナイト・フィーバー』が公開されたことをきっかけに巻き起こったディスコブーム。
その熱狂を忘れないために、
そして現代にまで輝きを届けるために。
この日は、音楽とダンスの“魔法”を体感し、もう一度心を解放する日にふさわしい。
ディスコの日はどんな日?
✅ 映画『サタデー・ナイト・フィーバー』日本公開を記念
✅ DJ OSSHYが設立。日本記念日協会認定の公式記念日
✅ 1970~80年代のディスコ文化を再発信
なぜ7月22日?ディスコの日の背景にある熱狂ストーリー
1978年7月22日――
日本中が“フィーバー”に engulf(包まれる)された日。
ジョン・トラボルタ主演の映画『サタデー・ナイト・フィーバー』が、この日、日本で初めて公開されました。
恋する若者たちがディスコで躍る姿、ミラーボールに映る汗と笑顔が、まるで自分もその場にいるかのように心を震わせた。
それまで“不良の集まる場所”という負のイメージがあったディスコは、この映画の大ヒットで一掃。
「フィーバー」は流行語になり、新宿・渋谷・六本木・池袋などに次々と、華やかなディスコがオープンしました。
ミラーボールの明かりに照らされて、踊り、歌い、仲間と響き合う空間が日常となり、ディスコはいつの間にか、若者の社交場に──。
DJがミックスとMCをこなし、レコード針を落とす“あの瞬間”の高揚感。
それはまさに「音楽と人が重なり合う魔法」そのものでした。
ディスコの日に込められた思い──DJ OSSHYが伝えたいこと
この「ディスコの日」を制定したのは、MCもミキシングもこなす2刀流DJとして知られるDJ OSSHY(オッシー)です。
彼は、「ディスコは単なる過去の思い出ではなく、現代のエンタメにも通じる力がある」と信じています。
マイク片手にフロアへ降り立ち、ミックスをかけながら会場を盛り上げるDJ OSSHY。
彼の言葉はいつもシンプル。
「音楽で繋がって笑顔になれる空間が、ディスコの本質だ」。
さらに親子や世代を越えた共舞を企画し、SNSでは「#ディスコの日」で盛り上がる現代の若者にも影響力を与えています。
2018年には一般社団法人・日本記念日協会に認定され、当日には東京はもちろん、大阪や名古屋などでも、レトロディスコイベントが開催されています。
豆知識① ディスコとクラブの違いは?――文化の流れをたどる
ディスコは1970~80年代のダンスホールで、ファンク、ソウル、ディスコミュージックが中心。
DJがマイクを握り、選曲し、会場と掛け合いをするMCスタイルが主流。
一方、クラブ文化は1990年代以降に登場。
ジャンルはハウス、テクノ、ドラムンベースなどに広がり、DJプレイが主役となり、オーディエンスの没入体験を重視します。
ディスコは「みんなで踊る」空間。
クラブは「ひとりひとりの世界を楽しむ」空間。
どちらも音楽と情熱で繋がる場所であることに違いはありません。
豆知識② ディスコファッションに込められた自由と自己表現
ディスコと聞いてパッと思い浮かぶのは、キラキラスパンコール、ブーツインしたフレアパンツ、そしてプラットフォームシューズ――。
衣装も踊りの一部であり、“見た目もビートの一部”だったんです。
男性も女性も光を浴びながら、自由に、個性を声高に表現。
それは1970年代の空気にも通じます。
あえて派手に目立つことで、自由になれる場所。
それがディスコ文化最大の魅力。
豆知識③ ディスコミュージックの王道──ソウルとファンクの魅力
ディスコで鳴り響いたのは、ソウルやファンク、そして独特のディスコミュージック。
ベースのうねるグルーヴ。
シンセサイザーの煌めく音色。
そしてハイハットのジャンピング。
代表的な曲には、ビージーズの「ステイン・アライブ」、グロリア・ゲイナーの「アイ・ウィル・サバイブ」などがあります。
その音は懐かしさだけじゃなくて、今でも耳にすれば身体が自動的に揺れ出す魔力があります。
ディスコの日に関するよくある質問
Q1:ディスコの日って、どこで祝われているの?
日本全国で、特に東京・大阪・名古屋の主要都市で、DJ OSSHY監修のイベントが開催されています。
最近はオンライン配信も増えていて、遠方の方でも「家でミラーボール気分」を楽しめるようになっています。
Q2:ディスコ知らない初心者でも楽しめる?
もちろん!
野外フェスとは違い、ディスコは人との距離が近くて温かい空間。
老若男女が一緒に笑い、踊り、瞬間を共有する場です。「初心者ウエルカム!」の空気が喜びにつながります。
Q3:どんな服装で行けばいい?
動きやすい服装ならOK。
70年代風にキラキラアイテムを一点入れるも良し、カジュアルなTシャツとデニムも◎。
靴だけはプラットフォームや厚底でなくともOKなので、お気に入りのスニーカーで軽快に踊りましょう。
ディスコの日をもっと楽しむアイデア
- 友達と「70年代ディスコファッション」で撮影パーティ
- 『サタデー・ナイト・フィーバー』を観て作品世界を予習
- スポットを巡る「ディスコ聖地巡礼」ツアー(新宿・渋谷など)
- 家でハイテンションなプレイリストをかけて“自宅ディスコ”
- SNSで「#ディスコの日」をつけて、踊ってハッピーな投稿を
まとめ──ディスコの日は、音楽と笑顔を届ける日
ディスコの日は、単なる「過去の回顧」ではありません。
映画の感動を胸に、サウンドの高揚を追体験し、仲間と一緒に笑い、踊る日。
そこには年齢も性別も関係ありません。
大切なのは、心を解放する勇気と、ビートに身を預ける瞬間の純粋な喜び。
7月22日、あなたももう一度、あの煌めく夜を体感してみませんか。
