名古屋市民にとって、特別な場所「瑞穂」が帰ってきます。
老朽化による全面建て替えを経て、パロマ瑞穂スタジアムが2026年3月に完成予定です。
その後のアジア大会を経て、一般市民も利用できるランニングコースや商業施設がオープン予定。
今回は、現在の工事進捗や完成後の姿、市民目線で気になる「いつから使える?」「どう楽しめる?」を詳しく解説します。
聖地“瑞穂”が新しく生まれ変わる理由
2021年、長年市民とグランパスに親しまれてきた瑞穂公園陸上競技場は、大規模改修のため解体されました。
老朽化、国際大会基準、バリアフリー化…
多くの課題を解決するため、名古屋市とパロマグループ、設計事務所、ゼネコンが連携し、PFI方式(民間活用型)でプロジェクトがスタート。
アジア競技大会とパラ大会のメイン会場としての役割を持ちつつ、完成後は市民が日常的に使える多機能なスタジアムへと進化します。
【現地取材でわかった】完成後の姿がこちら!
6月時点で建設は約7~8割まで進行。
記者が現地で目にしたのは、すでに完成した美しい曲線屋根と、新設された入場階段、その両脇にはカフェや飲食店(計7店舗)が入る予定のスペース。
グランパス関係者や市民ランナーもこの日、特別に施設内を見学していました。
「雰囲気が一気に国際スタジアムっぽくなってる。傘いらずで試合が観られるのも嬉しい!」
(40代サポーター)
「ここのジョギングコースは昔から使ってたけど、今度の“8の字ループ”ってすごく気になる」
(50代市民ランナー)
完成スケジュールと市民利用開始はいつ?
内容 | 予定時期 |
---|---|
スタジアム本体の完成 | 2026年3月 |
アジア大会 | 2026年9月19日〜10月4日 |
パラ大会 | 2026年10月18日〜24日 |
市民向けランニングコース・商業施設の一般利用 | 大会終了後の2026年11月以降が有力 |
市民が利用できるのは、大会終了後。
2026年11月頃から順次、コンコースや施設が開放される見込みです。
【注目ポイント①】8の字型ランニングコースで誰でも気軽に運動!
今回最大の目玉は、市民にとってもありがたいランニングコースの復活&進化。
スタジアム3階の外周をぐるりと囲む、約1kmの8の字型ジョギングコースが整備されます。
通路は広く、傾斜もなく、シニアから子どもまで安全に使える仕様。
「雨の日でも屋根の下で走れるって最高じゃない?仕事帰りに1周しようかな」
(30代会社員)
【注目ポイント②】屋根付き3万人スタンドと全天候型の快適さ
全席を覆う360度屋根。
これにより、雨でも傘不要で観戦可能。
音響反響を考慮した設計で、選手の声や応援の一体感も生まれやすい構造になっています。
「瑞穂のあの“ワァッ!”て感じが戻ってくるのが楽しみ」
(グランパスファン・60代)
【注目ポイント③】グランパスのホームとしての再出発
2021年の解体以降、豊田スタジアムなどを仮本拠地にしていた名古屋グランパス。
完成後は、「瑞穂=聖地」として2027年シーズンから本格復帰する可能性が高いです。
グランパスOBで視察した楢﨑正剛さんはこう語っています。
「全部埋まった中でプレーできたらすごく興奮する。そんなイメージが湧く」
瑞穂が再び、Jリーグの舞台となる日はもうすぐです。
【注目ポイント④】7つの飲食&物販施設が併設予定!
試合がない日でも訪れたくなる工夫がされています。
スタジアム正面に整備された広場には、カフェ・レストラン・グッズショップなどが7店舗入居予定。
市民の憩いの場として、休日のランチやジョギング帰りの休憩にも使えます。
【注目ポイント⑤】子ども・シニア・障がい者にもやさしい設計
- バリアフリー設計(スロープ・エレベーター完備)
- 多目的トイレ・授乳室・休憩スペースあり
- 観覧席にも車いすゾーンや親子エリアを設置予定
「誰でも使えるスタジアム」として、真の地域密着型を目指しています。
最後に:瑞穂がまた、あなたの「日常」になる。
懐かしい風景が、未来の形で戻ってくる。
応援した試合、走ったトラック、家族と訪れた思い出。
それらすべてが、2026年以降、新たな体験として生まれ変わります。
パロマ瑞穂スタジアムは、スポーツの聖地であると同時に、市民の日常に寄り添う「もう一つの公園」。
完成を待ちわびる今こそ、瑞穂の復活を自分の目で見に行ってみてはいかがでしょうか?
✅ まとめ|よくある疑問Q&Aでおさらい
Q:パロマ瑞穂スタジアムの完成はいつ?
→ 2026年3月予定
Q:市民が使えるようになるのは?
→ アジア大会終了後の2026年11月以降見込み
Q:グランパスはいつから戻る?
→ 2027年シーズンから再びホーム使用の可能性あり
Q:ランニングコースは誰でも使える?
→ 市民向けに無料または登録制で開放予定(詳細は後日発表)